40歳からの大腸がん検診
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40代で大腸カメラ(大腸内視鏡検査)を受けるべき理由

大腸がんは、日本人がもっとも多く診断されるがんの一つです。なかでも40代は、大腸がんのリスクが本格的に高まり始める年代とされています。
ここでは、40代で大腸カメラを受けるべき理由を解説します。
- 大腸がんの発生率が40代で上昇する
- 便潜血検査は大腸カメラ検査の代わりにはならない
- 早期発見すると治療の予後がいい
大腸がんの発生率が40代で上昇する
国立がん研究センターの統計によると、大腸がんは年間15万人以上が新たに診断され、日本でもっとも罹患数の多いがんの一つです。
2023年の罹患数は154,039例で、人口10万人あたりでは123.9例にのぼります。5年相対生存率は69.9%と報告されています。
また、死亡数も年間5万人を超えており、女性のがん死亡原因の第1位、男性でも肺がんに次ぐ第2位を占めています。
大腸がんの発生率は40歳代から男女ともに明確に上昇し始め、50歳代になるとその増加はさらに加速するとされています。
参照:がん種別統計情報 – 大腸|国立研究開発法人国立がん研究センター
参照:「2023年全国がん登録罹患数・率報告」の結果について|厚生労働省
便潜血検査は大腸カメラ検査の代わりにはならない
大腸がん検診で広く使われる便潜血検査ですが、大腸カメラ検査の代わりにはなりません。
便潜血検査は簡便に受けられるのが特徴ですが、陰性だからといって大腸がんではないとは限りません。
また、便潜血検査はあくまでスクリーニング(ふるい分け)検査であり、陽性になった場合は、年齢に関係なく精密検査として大腸カメラ(大腸内視鏡検査)を受けることが重要です。
もう一度便潜血検査を受け直すことは、精密検査の代わりにはなりません。
関連記事:便潜血陽性と言われたら
早期発見すると治療の予後が良好
大腸がんは、早期のうちに発見できれば、がんを取り除ける可能性が高く、治療後の経過も良好とされています。
たとえ進行していた場合でも、他の臓器への転移がなければ予後が良好な治療を期待できます。
早期に見つかるほど、身体への負担が少ない治療で済むことが多く、生活の質を保ちながら治療を進めやすくなります。だからこそ、症状がないうちからの検診が重要です。
大腸がんの原因は?大腸がん検診が必要な人の特徴
大腸がん検診が必要な人の特徴として以下があげられます。
- 偏った食生活
- 赤身肉や加工肉を食べることが多い
- 飲酒・喫煙の習慣
- 糖尿病の既往歴がある
- 炎症性腸疾患と診断されている
- 大腸がんや遺伝性の大腸疾患のある家族がいる
など
大腸がんは、生活習慣によって発症リスクが左右されるがんです。
特に、野菜が不足して肉類中心になっている食生活や、運動不足の状態が続いている方は注意が必要です。
そのほか、飲酒や喫煙の習慣がある方、赤身肉や加工肉を好んで食べる方、肥満傾向にある方も、リスクが高いとされています。
また、糖尿病がある方や、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患と診断されている方、家族に大腸がんや遺伝性の大腸疾患がある方も、より注意が必要です。
こうした要因に心当たりのある方は、40代を迎えたタイミングで、一度大腸カメラ検査を受けることをおすすめします。
大腸がんの症状

大腸がんは、早期のうちはほとんど自覚症状がありません。
進行した場合は次のような症状が現れることがあります。
- 血便
- 排便習慣の変化(便秘と下痢を繰り返すなど)
- 便が細くなる
- 残便感
- 貧血
- 腹痛
など
また、がんができる場所によって現れやすい症状は異なり、身体の左側に位置する「下行結腸」「S状結腸」「直腸」にがんができた場合は、便の通りが悪くなることによる腹痛や血便、便の狭小化が起こりやすいとされています。
一方、身体の右側に位置する「盲腸」「上行結腸」にがんができた場合は、進行しても腹部の症状が目立たず、貧血や腹部のしこりで気づかれることもあります。
症状がない方でも、40歳を迎えたら一度は大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)を受けておくことが勧められています。
大腸がんの予防法は?大腸ポリープ切除を受ける
大腸がんの多くは、大腸ポリープ(大腸腺腫)が「前がん病変」として大きくなり、がん化することで発生すると考えられています。
そのため、大腸カメラでポリープが見つかった段階で切除しておくことが、有効な予防法になります。
出血のリスクが低い小〜中くらいの大きさのポリープであれば、大腸カメラ検査と同時にその場で日帰り切除できることがほとんどです。
一方、出血のリスクが高い大きなポリープや、血液をさらさらにする薬を複数服用している場合などは、安全のために入院での切除が望ましいとされています。
前がん病変であるポリープをすべて切除した状態は「クリーンコロン」と呼ばれ、これを維持することが、大腸がんによる死亡率を下げるうえで重要とされています。
40代からは定期的な大腸がん検診を受けよう
大腸がんにかかる人は、40歳代から増加していきます。
国立がん研究センターも、40歳から1年に1度、便潜血検査を定期的に受けることを推奨しています。
参照:大腸がん検診について|国立研究開発法人国立がん研究センター
検診は、自覚症状がないうちに受けることが大切で、早期に発見して治療につなげることで、大腸がんで命を落とすことを防ぐことができます。
加えて、大腸カメラを定期的に受けて大腸ポリープを切除し、「クリーンコロン」の状態を保つことも、大腸がんの予防につながります。
40歳からの大腸がん検診なら当院へご相談ください
大腸がんは40代から増加傾向を示すため、自覚症状がない段階からの定期的な検診や精密検査が重要です。
当院はJR「大森駅」北口より徒歩6分の立地にあり、大田区の大腸がん検診(問診・便潜血検査)に対応しております。大田区の大腸がん検診は予約不要で受診いただけます。
また、便潜血陽性時の精密検査や定期的な大腸カメラ検査につきましても、日本消化器病学会・日本消化器内視鏡学会の専門医が対応しております。
検診をご希望の方や気になる症状のある方は、お気軽にご来院・ご相談ください。